POCKET BASE - 2011 年 3 月

長命寺桜餅

もうすぐ4月だというのに、陽は差しているけれど雪が舞い散る休日。お気に入りの湘南ビーチFMで、SHONAN BREEZEを聴きながら、のんびりと過ごすシエスタ。

今日のおやつは桜餅。よく食べる道明寺ではなく、久しぶりに食べたくなって買っておいた長命寺。ツブツブとした食感の道明寺もいいけれど、たまには長命寺もいいね。

しかし、雪が舞って、湘南ビーチFMで、桜餅。なんだかバラバラだな。

戦後の混乱期を爽やかな風のように駆け抜けた少女がいた。岩倉可奈。18歳。アメリカ軍将校用のゴルフ場で働き、家族を支える日々。スコットランドで幼い頃から身につけたゴルフで、米軍将校たちをきりきり舞いさせる生きのいいヤマトナデシコだ。時代の大波のなかで、凛として自分を貫き、今このときを精いっぱいに生きる――そんな姿が勇気をくれる、感動作!

喜多嶋隆『She Is Wind 彼女は風のように』(光文社、2011年)、カバー

She Is Wind 彼女は風のように

喜多嶋隆の新刊、『She Is Wind 彼女は風のように』が光文社文庫より。

物語は第二次世界大戦の前から、大戦中、そして戦後と、喜多嶋作品としては始めての時代設定。それでも、ヒロインの、背筋を伸ばし、まっすぐに前を向いて歩き続ける様は、いつもの喜多嶋作品だ。

現在、東日本大震災により、日本中が重苦しい雰囲気になっている。政府は迷走と暴走を繰り返し、マスコミは不安と悲しみを煽るような報道を続けている。被災地では、いまだ被害が拡大しており、いつ復興するのか予想もつかない。新燃岳噴火の傷さえ、まだ癒えていないというのに。

しかし、我々のおじいちゃんやおばあちゃんは、戦後の日本を復活させた。幾度の大震災も乗り越え復興してきた。今度は、今を生きる世代の番だ。

今作のヒロインは、敗戦で日本中が沈んでいた戦後でも、凛として自分を貫き、精いっぱいに生きている。そして、父親の残したつねにフェアーであれ。何に対しても、そして、誰に対しても……。という言葉を胸に、フェアーな生き方を貫いている。

世界中の注目が日本に集まっている、こんなときだからこそ、いま自分がすべき行動をよく考え、今作のヒロインのように、何に対しても、そして、誰に対しても、恥ずかしくない、フェアーな生き方をしなければと思う。

Be Fair. 〜フェアーであれ

東北地方太平洋沖地震義援金

震災に遭われた方々へ、心からのお見舞い申し上げます。

2011年3月11日14時46分ごろに東北地方にて発生した「東北地方太平洋沖地震」。気象庁からは、当初の発表を上方修正し、マグニチュード9.0と発表された。

悲惨なニュース映像を見るたびに、自然の力の恐ろしさ、そして、人間の無力さを改めて思い知らされる。

一人でも多くの人に早く笑顔が戻り、被災地が一刻も早く復興しますように。

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