POCKET BASE - 2008 年

ピザハッ亭

NHKの連続テレビ小説『ちりとてちん』が視聴率もよく、大好評のうちに今月末で最終回を迎えるとのこと。私も毎回欠かさず見ている、数少ないテレビ番組のひとつだ。

ところで、ちりとてちん効果なのか、はたまたそれ以前からなのか、世の中にはひそかに落語ブームが到来しているそうな。確かに、最近は落語を題材にしたテレビや映画も多く、ネット上でも落語に関するサイトをよく見かける。

そんなサイトの一つが、ピザハット提供の落語サイト「ピザハッ亭」。演目により、音声だけのモノと映像付きのモノがあるが、面白いのは映像付きの方で、前の席と後ろの席が選べる。前の席は表情をしっかり見たい人向け。後ろの席は所作(身振り)をしっかり見たい人向けだそうだ。なかなかマニアックなこだわり。

なお、音声だけの方はポッドキャストでも配信されており、iTunesやiPodなどで楽しむこともできる。また、iTunes Storeでは、「ピザハッ亭」を含めいくつかの落語のポッドキャストを無料で聴くことができる。iPodに落語を入れて持ち歩くっていうのもなかなかいいよね。

さてさて、本格的な落語ブームはやって来るのだろうか。昨今のお笑いブームは何だか収拾がつかなくなった感じで、少々辟易としていたところ。ここらでひとつ本格的な落語ブームを。結構楽しみにしている。

サイドシートに君がいた

角川書店より喜多嶋隆の新刊『サイドシートに君がいた』。今作は、五つの物語からなる短編集。

ロサンゼルス、富良野、ニューヨーク、芦ノ湖、鎌倉。それぞれの場所を舞台にした五つの愛の物語。それぞれの物語には、ビートルやミニといった名車たちが登場する。そして、その名車たちはあくまでも脇役として何も語らないが、さりげなく物語にかかわっている。その存在はまさに助演賞モノ。

今回は短編集なので、少しずつ、じっくりと読むつもりだったのだが、スターバックスでキャラメルマキアートを飲みながらまったりとしつつ、ついつい最後まで読んでしまった。しかし、それは小気味よいリズムの文体で一気に読んでしまったのではない。それぞれの物語に漂う澄んだ雰囲気に、時間を忘れて最後まで読んでしまったという感じだ。まったりとした昼下がりにオススメの一冊。

しゃばけ

畠中恵の人気シリーズ小説『しゃばけ』を読んだ。現在シリーズ第6弾まで発売されているうち、いちばん最初の物語。

ジャンルはというと、時代物ファンタジー? 以前から多少興味はあったのだが、時代小説とファンタジー小説という、めったに読まないジャンルの合体技のため、手を出すのは躊躇していた。しかし、先月号の『ダ・ヴィンチ』の特集を読んで、やはりこれは面白そうなので買ってみようかなと。いや、ほんとこの手のジャンルってめったに手を出さないんだけどね。

読んでみると、さすが人気シリーズになるだけのことはあって面白い。いままでは食わず嫌いでごめん。ただ、小説の中で出てくる時代用語で結構つまることがあった。こういうジャンル上、どうしても時代用語が満載となる。まったく知らないモノから、聞いたことはあるけれど詳しくは知らなかったモノまで。しかし、これはまあ私に学が無いせいでもあるのだろう。とりあえず、このシリーズの他の話も読むときには、そのあたりも勉強しておこうかな。

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