POCKET BASE - 2008 年 8 月

大谷芳照が訳したスヌーピーの世界展

金沢21世紀美術館で開催されている「大谷芳照が訳したスヌーピーの世界展」に行ってきた。

スヌーピーで有名な、世界中で愛されている新聞コミック『ピーナッツ』。その作者、チャールズ・モンロー・シュルツに、スヌーピーの絵を描くことを認められたのは世界で二人だけ。

そのうちの一人、YOSHIこと大谷芳照による、優しくてユニークな作品群。その中でも、『ピーナッツ』で描かれた1コマの絵と、漢字などの文字を融合させた墨絵シリーズ「PEANUTS FOUND IN TRANSLATION」は、それぞれの作品がひとつの言霊となり、見る人を『ピーナッツ』の世界へと誘う。

大谷芳照なりの表現で描かれたそれらの作品は、漫画とは違う面からの入り口だが、ほんとうに漫画の『ピーナッツ』を読んでいるような気持ちにさせてくれた。

こんなことを書いていると、なんだかまた見たくなってきたかも。そういえば、グッズ売り場にはご本人もいらしており、図録やグッズにサインをされていた。でも、ちょっと手持ちのお金が少なくって、何も買わなかったんだよね。いまさらだけれど、図録ぐらいは買っておけばよかったなぁ。

髪がかり

山本甲士の連作短編集『わらの人』を原作とした、河崎実監督の映画『髪がかり』を観てきた。

河崎実監督といえば、『いかレスラー』『日本以外全部沈没』や『ヅラ刑事』などのB級コメディ映画で有名だが、本作はそれらとはちょっと違う、ハートウォーミングムービー。しかし、それでもB級コメディの要素は、そこかしこにちりばめられている。

名門学園の総務課に勤めるOL。就職活動中の大学生。美術館の受付嬢。それぞれに悩みを抱える3人が、偶然通りかかった散髪屋で髪を切ることに。夏木マリ演じる散髪屋の女主人に髪を切ってもらうと、いつの間にか居眠りをしてしまう。そして、目を覚まして鏡を見ると、そこには思いもよらぬ髪形の自分が。しかし、女主人は「すごく似合ってますよ」とニッコリ微笑む。

ガラリと変わった見た目で、その後の人生も良い方向へガラリと変わっていく、少し不思議で少しおかしな三つの物語。それぞれの物語の最初の所で、少しかかわるように出てくるだけの夏木マリが、なんとも不思議で、それでいて存在感がたっぷり。

どんな不幸な人生をおくっていても、ちょっとしたきっかけで、人は誰でも変わることができる。ちょっと背中を押してくれるような映画だ。

ピカソ展 —天才・もうひとつの顔—

高岡開町400年記念プレイベントということで、高岡市美術館で開催されている「ピカソ展 —天才・もうひとつの顔—」に行ってきた。版画や素描、陶芸など約150点が展示されている。その中でも、陶器やタイルなどの陶芸が多くを占め、有名な「顔」シリーズも展示されていた。

この展覧会に展示されているピカソの作品は、ほとんどが箱根彫刻の森美術館所蔵のモノだ。箱根彫刻の森美術館は結構好きで、何度も足を運んでいたのだが、ここ10年程はとんとご無沙汰している。近いうちに、また行きたいなぁ。

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