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リトル・ミス・サンシャイン

やっと地元で公開された『リトル・ミス・サンシャイン』を観てきた。先月は1本も劇場で観なかったので、これが今年最初に劇場で観た映画となる。そして、その初っぱなの映画が大当たり。これはなかなか幸先がいい。

アリゾナに住むあるフーヴァー家は、家族それぞれが問題を抱えバラバラな状態。そんな家族の娘オリーヴが「リトル・ミス・サンシャイン」コンテストに繰り上げで参加する事となる。オンボロのVWミニバスに乗り、家族総出で会場のあるカリフォルニアに向けて出発するが、旅の途中では家族に次々とトラブルが。おまけにオンボロのVWミニバスまでもが故障し始める。しかし、オリーヴの夢「リトル・ミス・サンシャイン」のため、バラバラだった家族が一つになっていく。

自分が開発したプログラムで人間を「勝ち組」と「負け組」にわけ、独自の成功論を説く父リチャード。この映画の中で「勝ち組」と「負け組」という言葉が何度も出てくる。何をもって「勝ち組」と「負け組」なのか。絶対に勝つ事が成功となるのか。勝ち負けにこだわっては得られない大事なモノもあるのではないか。そんな現代社会へのアンチテーゼを感じ取る事ができる作品。

何かを考えさせられ、感動させられ、そして随所にちりばめられた少しブラックなユーモアがアクセントとなり、とてもバランスがよく、面白い映画だと思う。

フィードバック

  1. TBありがとうございました。
    これ、もっと注目されるべき作品ですよねー!
    もういっかいくらい、劇場に足を運ぼうかと思っています♪
    「勝ち組」「負け組」というのは、日本ならではの字幕ですよね(^_^;)

  2. chobiさん、コメントありがとうございます。
    地方での公開劇場は少ないみたいで、地元ではやっとの公開でした。
    ほんともっと多くの人に観てもらいたい作品ですよね。

  3. こんばんは。
    弊ブログへのトラックバック、ありがとうございました。
    こちらからもコメントとトラックバックのお返しを失礼致します。

    この作品は、印象深い出来事が連なる優れた物語展開、個性的な役柄を的確に演じる出演者の皆さん、そして、これらを一つにまとめ上げたジョナサン・デイトン氏とヴァレリー・ファリスさんの手腕が素晴らしい一本でありました。

    また遊びに来させて頂きます。
    ではまた。

  4. たろさん、ありがとうございます。
    出演者もむちゃくちゃ有名どころって訳じゃないけれど、どの役者も個性的な演技がすごく光っていました。
    ファットスーツでおなかがぽっこりと出た子供になっていた、オリーヴ役のアビゲイルちゃんも本当にそういう子供の動きになっていて、ちょこちょこ動き回って本当にいい味を出していましたね。

  5. Cnoteのkenkoです。TBありがとうございました。

    宝物にしたいようなステキな作品で、とても暖かい気持ちになりました。
    ほのぼのあったかいばかりでなく、どぎついユーモアが散りばめられてるところがまたイイです♪

  6. kenkoさん、ありがとうございます。
    暖かくって感動的な話の中に、あの楽しいブラックな笑い。
    また、家族全員が味のある役者さんばかりでほんと楽しい映画でしたね。

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