
Honda Racing F1 Teamが、2007年シーズン参戦に向け、環境をテーマにした新しいカラーリングとマーケティング手法を発表した。
新しいマシンの「RA107」には、従来のF1マシンにあったようなスポンサーロゴが、フロント部の規定のモノ以外はまったく付いてない。そして、注目されていたカラーリングは、マシン全体がグリーンとブルーの地球イメージで覆われ、こちらも従来のF1マシンとはまったく違い、何だかコンセプトカーのようなイメージだ。
マシンにスポンサーロゴを付けない代わりに、パートナー企業に対して、マシン及びロゴの使用をライセンス化し、マーケティングツールとしての活用出来るようにしているらしい。そしてスポンサーフィーやライセンスフィーの一部を、環境保護団体などへ寄付をしていくそうだ。
新たに環境保護のためのチャリティーサイトを立ち上げたり、新しいF1マシンの発表会場にロンドン自然史博物館を選んだりと、これからHondaの環境問題への取り組みや貢献を、どんどんとアピールしていこうという事で、今回の新しいマシンはまさにHondaのコンセプトカーとなるのだろう。
今回発表された、Honda Racing F1 Teamの新しいマーケティング手法。これからもF1界に定着していくのか、それとも……。今後の展開に注目したい所だ。
ところで、もう一つ注目したいのがタミヤのプラモデルなど模型界での対応。タバコ広告が最初から無いというのは、模型メーカーとしてもありがたい所だろう。しかし、こういうカラーリングだとやはり全面デーカール貼り? 塗装とかはどうなるのかな? 大変そうだなぁ。

ホイチョイ・プロダクションズ原作の『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』を観てきた。ホイチョイといえば『私をスキーに連れてって』『彼女が水着にきがえたら』など、まさにバブル全盛の時代にヒット作を生み出してきたプロダクション。そのホイチョイが、バブルの時代へタイムスリップというネタで新作を公開。
財務省は偶然タイムマシンを発明した研究者を1990年へ送り込んだ。目的はバブル崩壊の引き金となった大蔵省通達を阻止するため。だが、送り込んだ研究者からの連絡が途絶えたために計画は頓挫する。しかし、研究者に娘がいる事が分かり今度はその娘に白羽の矢が立った。まあ、ここまではありがちな設定だがある意味王道といったところか。意を決し、母親の救出と日本の歴史を変えるという重大な任務を背負って乗り込むタイムマシンは、何故かドラム式洗濯機……。何故か? それはこの映画が日立製作所とのタイアップだから。いや、もうなんだかバカらしくって面白い。
娘役の広末涼子がバブル全盛の時代に乗り込んでからの映像は、とにかく懐かしくて楽しい。ディスコにユーロビート、ボーイズ・タウン・ギャング、リンドバーグにプリプリ。紺ブレ、ワンレン、ボディコン。ティラミスにサントリージアス。資生堂の今井美樹や鉄骨娘のCF。他にも、当時を知る人には分かる細かいネタがあちこちにいっぱい仕込まれている。
あのメチャクチャな時代を反省しているわけでもなく、揶揄するでもなく、とにかく難しい事は考えずに「バブルって、サイコー!」と楽しんでしまおうと作られたのがこの映画だと思う。ある意味バブル的思想かな。まあ、その割り切り方がこの映画の良さなのかもしれない。とにかく、この時代が懐かしいと感じる世代にはお勧めの映画だろう。
- 2007-02-12
- Review
- CF, かもめ食堂, アド, テレビ

昨年映画が公開、そしてDVDも発売された『かもめ食堂』。この2月に入ってから、時々TVでその映画のワンシーンのような映像が流れている。
実はこれ、Pascoの食パン「超熟」のCF。以前からCFに出演していた小林聡美つながりという事で、映画『かもめ食堂』とのコラボレーションとなっているようだ。この組み合わせ、Good Job。
朝、市場で買い物をしているサチエさん。店に帰ってきて開店の準備。軽やかな音を立てて玉ねぎを切っている。鍋には美味しそうに煮えているミックスベリージャム。食パンにレタスやサーモン、玉ねぎなどをはさんでサンドイッチを作る。サクリと小気味よい音でサンドイッチを半分に。そしてラストは映画の中で何度も観たサチエさんの「いらっしゃい」というセリフと笑顔。15秒の中に『かもめ食堂』が詰め込まれ、商品の「超熟」もたまらなく美味しそうなCFになっている。
現在放送されているのは「春夏篇」。もうワンパターン「秋冬篇」も作られているという事でそちらも今から楽しみだ。
そういえば最近、幻冬舎より刊行されている原作の方の『かもめ食堂』の単行本を買って読んでみた。映画では描かれていない描写などもあり、こちらもなかなか面白い。読み終わると、映画の方もまた観たくなった。

やっと地元で公開された『リトル・ミス・サンシャイン』を観てきた。先月は1本も劇場で観なかったので、これが今年最初に劇場で観た映画となる。そして、その初っぱなの映画が大当たり。これはなかなか幸先がいい。
アリゾナに住むあるフーヴァー家は、家族それぞれが問題を抱えバラバラな状態。そんな家族の娘オリーヴが「リトル・ミス・サンシャイン」コンテストに繰り上げで参加する事となる。オンボロのVWミニバスに乗り、家族総出で会場のあるカリフォルニアに向けて出発するが、旅の途中では家族に次々とトラブルが。おまけにオンボロのVWミニバスまでもが故障し始める。しかし、オリーヴの夢「リトル・ミス・サンシャイン」のため、バラバラだった家族が一つになっていく。
自分が開発したプログラムで人間を「勝ち組」と「負け組」にわけ、独自の成功論を説く父リチャード。この映画の中で「勝ち組」と「負け組」という言葉が何度も出てくる。何をもって「勝ち組」と「負け組」なのか。絶対に勝つ事が成功となるのか。勝ち負けにこだわっては得られない大事なモノもあるのではないか。そんな現代社会へのアンチテーゼを感じ取る事が出来る作品。
何かを考えさせられ、感動させられ、そして随所にちりばめられた少しブラックなユーモアがアクセントとなり、とてもバランスがよく、面白い映画だと思う。