POCKET BASE - 11 月 2006

桃栗三年柿八年

柿

今年も庭にある柿の木にはいっぱいの実がなっていた。といっても去年ほどではなく、今年は例年より少なかった。まあ去年大量になったので今年は少ないかなと予想はしていたが。

ところで「桃栗三年柿八年」という諺がある。何事も成就するまでにはそれ相応の年月が掛かるとか、待っていればやがて良いことがあるということの喩えだ。先日友人と話をしていてこの諺が出た時に、これに続く言葉があった様な気がしたのだがなかなか思い出せない。調べてみると以前に聞いたのは「梨の馬鹿めが十八年」という感じの言葉だったようだ。

この他にも「柚子は遅くて十三年」とか「梅は酸い酸い十八年」など色々とあるようだ。まあ、どれもそんなに待てるかっ! という感じだし「枇杷は九年でなりかねる」なんて待ち損かよっ! という感じで元の喩えからは完全に逸脱してしまっているが、どうやらすべて後付けのようだ。

同じような例がある。「井の中の蛙大海を知らず」という諺は、荘子の「秋水」の中で語られている事で、狭い世界に閉じこもっていると広い世界のことを知れないとか、狭い知識にとらわれていると大局的な判断ができないなどといった喩えだ。しかし、こちらも後付けで「されどその深さを知る」や「されど天の青さを知る」など色々な言葉が付けられると、元の意味とは逆の意味になってしまう。

色々と後付けの言葉があるが、どれもまったく違う意味になってしまうというのが面白い。やはり元の諺で忠言された人が負け惜しみで考えたのだろうか。

サーバ障害で……

このブログを置いているFC2のblog9サーバでハードディスク障害が発生。これまでの記事、コメント、トラックバックデータが大量に消失。サーバ側の方でバックアップから復旧したらしいが、それもほんの一部。どんなバックアップやねん。

手持ちのバックアップデータと下書きをインポートして記事の方はなんとかすべて復旧したが、コメントとトラックバックは最近ひと月分ほど復旧出来ず。せっかくコメントとトラックバックをしていただいた方々、申し訳ありませんでした。

タダより高いものはなし。転ばぬ先の杖。無料サーバなんだからあまりあてにしないで、自分でこまめにバックアップしなきゃな。

キャット・シッターの君に。

一匹の茶トラが、僕らを出会わせてくれた……。猫によって、ゆっくりと癒され、結びついていく、孤独な人々の心と心……。静かな救済の物語——。猫を愛するように、もっと素直に人を愛せないんだろう?

キャット・シッターの君に。

喜多嶋隆の新刊『キャット・シッターの君に。』が角川書店よりハードカバーの単行本で。作者が公式サイトで「猫が好きで、いまも3匹の猫と暮している僕が、ぜひ、世の中に送り出したかった小説。」とコメントしているとおり、内容からは猫への愛情がひしひしと感じられる。

前回の単行本『水恋 SUIREN』とは違い、希望にあふれた爽やかなラストがいいね。いつもの爽快感のある喜多嶋節とも違うし、最近のハードカバーシリーズのような重い感じでもない。表紙の淡いバックに猫が気持ちよさそうに寝ているイメージが小説の雰囲気そのままかな。猫と猫を愛する人たちのいろいろなドラマが展開し、登場人物たちが猫に癒され、読み手も猫に癒される。そんな小説。

喜多嶋隆といえば、先週あたり何かの番組に早見優が出ていて、デビュー前のペンタックスMGのCFが紹介されていたけれど、あれって喜多嶋隆がCFディレクターをやっていた頃の作品だよね。CFギャングシリーズの流葉爽太郎が作るCFそのままという感じで、キャッチコピーは「君が大人になる頃、僕はプロになっているかもしれない……」。懐かしいな。

ナチョ・リブレ 覆面の神様

ナチョ・リブレ 覆面の神様

ジャック・ブラック主演の笑撃的感動ムービー『ナチョ・リブレ 覆面の神様』。教会の修道院で育てられた典型的なダメ男のナチョ。そんなナチョだが、心はきわめてピュアで内には熱い想いを秘めていた。孤児たちに美味しいものを食べさせてやりたい。修道院を救うため、涙をマスクで隠しリングに挑む。彼は自由の戦士ナチョ・リブレ!

馬鹿馬鹿しくて、くだらなくて、情けなくて、お粗末で。もう、すべてがB級。だが、それがいい。そういうのを理解して楽しめる人向きの映画。逆にダメな人にはまったくお勧め出来ない映画。好き嫌いが分かれるだろうな。こういうのは結構好きなのだが、観に行った時の客入りは、今一つどころかガラガラの状態だったし。

おそらくメキシコの伝説的なルチャドール「暴風神父 フライ・トルメンタ」の実話が元ネタなんだろう。フライ・トルメンタの話は梶原一騎原作の『タイガーマスク』の原案とも言われているし、特にプロレスファンには有名だよね。しかし、あの感動話をよくここまでドタバタのコメディ映画にしたなぁ。

巨大なジャポニカ学習帳

ショウワノート本社

たまに通る国道沿いに最近出現した巨大なジャポニカ学習帳。ジャポニカ学習帳といえばおそらく誰もが一度は使った事がある、花や虫などの綺麗な写真が表紙の学習ノート。子供の頃は随分とお世話になった思い出がある。そんなジャポニカ学習帳が巨大な形となって現れたのが、ジャポニカシリーズで有名なショウワノート本社横の倉庫壁面。来年はショウワノート創業60周年となるので、その記念事業の一環として描かれたそうだ。ちなみに反対側にはドラえもん学習帳。

最近は文章をいつもパソコンで書いているせいか、漢字が読めてもいざ手で書こうとすると度忘れして書けない事が多くなってきた気がする。特に子どものうちは自分の手で書いて覚えるというのは大事な事。パソコン全盛の今の時代でもジャポニカ学習帳は子どもたちにとって必要なツールのひとつだろう。それに新しくノートを買ってもらって真っ白な新品のノートを手にすると、なんとなく勉強意欲が沸き起こったものだしね。まあ結果は伴わなかったけど。

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