水恋 SUIREN
わたしの分まで生きてください——。沢田敬一、38歳。光学エンジニアとして成功していたが、ある挫折から自殺を考え海に向かう。その海岸で不思議な雰囲気を持つ水絵に出会った敬一は、やがて、彼女の心に巣くう闇に気づく。夏の終わりの、淡くはかない恋——。喪失のいたみを知る大人のための号泣小説。

角川書店より喜多嶋隆の新刊『水恋 SUIREN』。昨年から続く3冊目となるハードカバーの単行本。シリーズ化?こちらはいつもの文庫本とは違い、静かに、ゆっくりと、そして深く、重い雰囲気。
最後はもう何といっていいのか、泣きました。切ないね。ちょっとヘビー。まあ、こういうのも嫌いではなかったのだが。最近は歳のせいか、小説でも映画でも爽快なハッピーエンドモノでないと気分的にきつくなってきているので、そろそろいつもの爽快感のある喜多嶋ワールドを楽しみたい。